「Teachme Bizでマニュアルを作るのは簡単だけど、運用するうえで考えることや決めること、意外と多いな…」
そう感じているユーザーの方々、結構いらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、そんなお悩みを持つユーザーの皆さま向けに「Teachme Bizの導入や推進で苦労したこと・工夫したこと」をテーマとし、Teachme Bizの導入・推進を実際に行ったご担当者さまに深掘りインタビューする特集を始めました!
第4回は2020年12月にご契約された株式会社魁力屋様です。
- 株式会社魁力屋 人材育成部部長※
濵口 孝之様 - 人材育成部を束ねる。Teachme Bizの導入・推進を行った。
- 株式会社魁力屋 人材育成部
永澤 奈穂実様 - 人材育成部において主に採用領域を担当。Teachme Bizを活用したマニュアル等の作成も担う。
※部署名は取材時のものとなります。2022年3月現在は、営業企画部
取材者:株式会社スタディスト 﨑村 藤岡
取材日:2021年 10月 22日
全国100店舗以上のラーメンチェーンの人材育成に取り組む
御社についてまずお伺いしてもよろしいですか?
京都ラーメンの定義も難しくはありますが、「京都北白川ラーメン魁力屋」と掲げているように、「背脂醤油の京都ラーメンを全国に拡げたい」というところからスタートしています。商品だけでなく、接客・サービスにもかなり力を入れ、理念教育もしており、お客様にまた来たいと思っていただける魅力ある店づくりを目指しています。
実は、先日魁力屋にラーメンを食べに行ったんです。
ありがとうございます、嬉しいです。
特製醤油全部のせラーメンと焼きめしのセットを頂きました。
弊社の一押し商品ですね!
本当に好きな感じのラーメンで、またリピートします。
ありがとうございます。
印象的だったのが、大きいテーブル席があり、メニューはセットメニューや晩酌でも使えそうなものが豊富だったことです。ファミリー層や晩酌をする方をターゲットにされているのですか。
週末はファミリー層にも多くご来店いただき、おかげさまでテーブル席がなかなか空かない状態です。ただ、コンセプトは幅広い世代のお客様に食べてもらえるラーメンなので、特にどの層をターゲットとしているというわけではありません。小さいお子さまからご年配の方まで、毎日食べても飽きのこないラーメンを目指してブラッシュアップを重ねています。
ラーメン魁力屋を中心に全国にチェーン展開されていると思います。どれくらいの拠点数で、従業員はどのくらいいらっしゃるのですか。
店舗数は現時点で全国108店舗です。2021年内に、あと4店舗出店を控えています。従業員数は、店舗勤務の正社員が300名ほどで、パート・アルバイトさんを含めた全体の従業員数は1,800名ほどです。
本社勤務の方はどのくらいいらっしゃいますか。
本社勤務は50名弱ほどで、そのうちエリアマネージャーが約10名います。
その中で、濵口様含めTeachme Bizを推進されている方は何名くらいいらっしゃるのですか。
3名です。
濵口様は今どういった部署にいらっしゃるのですか。
人材育成部で部長を務めております。人材育成部員は、私、永澤、田中の3名です。
部署のミッション、注力領域についてお伺いできますか。
人材育成部という名前の通り、人の育成に必要なものを整備して、従業員の教育を強化することをミッションとしています。弊社は2021年で創業16周年目なのですが、人材育成部は昨年新しくできた部署です。主な業務は、マニュアルの更新、作成、定義づけを随時行い、マニュアル関連の整備を行うことです。
それだけでなく、永澤は主に中途・新卒・アルバイトの採用領域を担当しており、田中は、HACCPの対応を含めた衛生の部分が主な担当領域です。育成部としては、教育・衛生・採用に関する幅広い業務に従事しているような状況です。
店舗数が拡大する中、店舗ごとの違いをTeachme Bizで無くす
Teachme Bizをご導入された理由を教えてください。
当初のTeachme Bizの導入目的は、多店舗化していく中で従業員の教育スピードを加速することです。我々のコンセプトとして「笑顔・元気・気くばり」というものがあるのですが、そういった接客上のサービスが、店舗が増えれば増えるほど希薄化してきました。それまでは、紙のマニュアルしかなかったため、「どうすれば従業員にマニュアルを周知できるか」と情報を集めていたときにTeachme Bizを見つけました。
すでに紙のマニュアルがあったのですね。
はい、もともと紙のマニュアルがありました。しかし、その更新が追いつかず、店舗に置いてあるものが最新版ではなく、これでは分かりにくいという課題がありました。現場では、最新版が印刷もできていない状態だったのです。人材育成部が部として創設されたのも、「マニュアルを何とかしてほしい」というのがきっかけでした。
今回、Teachme Bizご導入の決め手となったことは何かありますか。
私たちがTeachme Bizを今回導入したのは、店舗ごとによる違いをなくしたかったからです。100店舗を超えるチェーンになったときに、そのことを強く思いました。本社でマニュアルを統一・管理することは、そのための手段です。
店舗ごとにマニュアルを作るのではなく、本社ですべて管理されているということですね。
はい、僕たちの目的は、Teachme Bizをベースとした本社一元管理です。店舗ごとにマニュアルを作ったりすることも機能としてはできるかもしれませんが、それは我々の目的ではありません。
Teachme Bizのご導入で、実際に教育スピードは加速できていますか。
マニュアルの作成・展開は進んでいます。店舗にもマニュアル=Teachme Bizという認識が定着してきたので、スピードは加速していると感じています。また、マニュアルだけではなく、例えば「システムの仕様が変わりました」といった通知をするなど、業務連絡のツールとしても活用しています。何かの説明をするときにも、パワポの資料を作って送るだけではなくて、動画と静止画、URLを送るだけで非常に見やすくなります。
実は、Teachme Bizの導入前に、人材育成部で店舗オペレーションの冊子マニュアルを作りました。それを全店に納品したのですが、「こうしておけば良かったな」と後から思った部分がいくつもありました。印刷したマニュアルは更新や修正を簡単にできませんが、Teachme Bizなら変更になってもすぐに編集できます。そういった部分ですごく助かっています。
オペレーション系のマニュアルだけではなく、社内の情報共有という面でも普段からご利用いただいているということでしょうか。
今はTeachme Bizありきでさまざまな業務が進んでいます。例えば、採用では内部採用を強化しているのですが、内部採用に関する詳しい情報をTeachme Bizのマニュアルに記載し、事務所に貼った内部採用の告知ポスターにそのQRコードを貼っています。他にも衛生管理に関わる通知もすべてTeachme Bizで行うなど、あらゆる局面において利用しています。
今までだとポスターで全部伝えないといけませんでしたが、ポスターは目を引く内容だけでよくなりました。前もって詳細をTeachme Bizで作成し、内容の確認はそこでしてもらえればよいので、掲示物もすごくスッキリして、情報過多にならず助かっています。
↓次回記事↓